4年間、黒羽刑務所にいた人のブログ

        私が刑務所で服役した4年間を振り返ります

32. 雑誌・書籍の購入の仕方②

書籍の検閲基準は施設によって異なる場合があります。ご承知おきください


 数少ない刑務所内での娯楽といえば 、読書を推したいと思います。自由が全くないと言っても過言ではない刑務所ですが、本に限っては意外と自由に購入したり差入れすることが可能となっています。今まで本なんて読んだことがなかったという人も読書にハマったりしています。ここでは、刑務所内からの本の買い方について説明します。


黒羽刑務所では月に2回、書籍類の購入を申し込むことができます。


(1回目)
          購入可能数:雑誌 3種類 までと 単行本・バックナンバー 2冊まで
        
(2回目) 
          購入可能数:単行本・バックナンバー 2冊まで



 つまり、上記を合わせると一月に雑誌3種類、単行本やバックナンバー4冊まで購入できます。(施設によってはこの限りでない場合があります。ご了承ください)


 更に、郵便(レターパック、ゆうパック)などを使って差し入れることもできます。ヤマト運輸や佐川急便でも大丈夫です。
    ただし、施設によってルールが異なることがありますので、事前に確認したほうが良いと思います。黒羽では受取人(受刑者)一人に付き一日3冊までというのが決まりでした。


反社会勢力を扱った本。薬物の離脱に悪影響を与える本。同性愛の本。その他、施設が不適当とみなした本は入りません。また、性犯罪を犯した方については、アダルト雑誌が閲覧不許可になる可能性がありますので、お気をつけください。


書籍購入申込用紙の記入例です。



   以前にも記事にしましたが、「雑誌のもくろく」は必須です。次点で「ダ・ヴィンチ」でしょうか? どちらも雑誌や書籍の販売情報を掲載しています。


 なお、作業報奨金では本が買えなかったり、学習用の本に限って購入が認められる場合があります。願箋が必要な場合もあります。領置金がある方には関係ないお話かもしれませんが、作業報奨金を使用する場合は、おやじや同部屋の人に確認すると良いでしょう



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