4年間、黒羽刑務所にいた人のブログ

        私が刑務所で服役した4年間を振り返ります

31. 雑誌・書籍の購入の仕方①

 
    刑務所といえども雑誌や単行本は、買うことができます。ただし、娯楽系の本は原則として「領置金」を使うことになります。報奨金では許可が降りない可能性があります。
また、以下のものは高確率で入りませんので注意しましょう。


  ・反社会的勢力を題材にしたもの
       ・刑務所の内情を暴露するようなもの
  ・違法薬物等の話題が題材となっているもの
  ・同性愛(ホモ)に関する雑誌および単行本


 また、俗に言う「ピンク」の方は、エロ本自体を買えない可能性がありますので、ご注意ください。


「購入方法」
 ・月に2回、書籍購入申込書が渡されます。基本的に1回目は雑誌3種類と単行本2冊まで、2回目は単行本2冊までのみとなっています。
 つまり1ヶ月に雑誌3種類と単行本4冊を購入することができるわけです。


黒羽刑務所の場合はエッチな本は意外と入ります。内容がよっぽど出ない限り大丈夫でしょう。施設によっては過激な本は入らない場合や、18禁のエロ本不可という所もあるようです。


黒羽刑務所での私本購入願箋は以下のような感じとなっています。

 


 ただし、こんな紙渡されても、塀の中ではシャバでどのような本が売っているのかわかりません。そこで役立つのが以前紹介した以下の本です。


◎雑誌のもくろく2020 (毎年3月頃発売、年一回発行)


◎ダ・ヴィンチ  (月刊誌、毎月6日発行)


 雑誌の目録については単行本の枠を使って申し込むこともできます。値段も400円くらいだったと思います。



                

もくじ①:https://20692793118279.muragon.com/entry/35.html
もくじ②:https://20692793118279.muragon.com/entry/36.html
もくじ③:https://20692793118279.muragon.com/entry/60.html