そういえば、最も基本的なことについて説明していませんでした。今日は、その説明をしたいと思います。1日のスケジュールについては、すでに簡単に書きましたので、それを補完する形で読んでいただければと思います。
下記のものは、あくまで私が所属していた工場での就業日（入浴なし）の流れです。
　字が小さくて読みづらくなってしまいましたが、ご勘弁ください。

※以上は、入浴のない日のものです。就業時間は7時間20分となります。
　入浴のある日は、戸外運動を午前中に行い、午後は入浴となります。
　入浴後は、作業をすることなく舎房へ帰ります。

    用便についてですが、9：30ごろ、11：30ごろ、午後の運動の時間の3回しか行く機会がありません。どうしても我慢できない場合は職員に申し出て許可を得てから行きます。と言っても「ああ、行っていいぞ」と簡単に行かせてくれると思ったら大間違いです。当然お説教が入ります。めったに時間外に行かない人はほとんど言われませんが、そうでない人は怒鳴られることを覚悟の上で申し出ましょう。職員に怒られるのが怖いからという理由でその場で漏らしてしまう人もいました。

　上の表からわかるように、刑務所内では何度も何度も人員点検（人数の確認）を行います。数えてみると10回でしょうか。点検を入れれば12回もやっています。確かに一人でもいなくなったら大変ですからね。

　あと、食事の時間がとても短いのが刑務所の特徴です。味わって食べる暇などありません。とりあえず腹に流し込むことに専念します。空気を読まずにゆっくり食べていると先輩から指導が入ります。唯一の楽しみの食事くらい味あわせてほしいものです。

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